採寸
サッシがゆがんでいる場合があります、2箇所計って小さい方を採用します
ガラス面、即ち、パッキン(グレーティング)間の内寸を測定します。
縦方向:左右両端2ヶ所、横方向:上下端2ヶ所測定
1mm以下で迷ったら、小さい方を採用します。
フィルムのサイズ:
上部・左・右は、各2mmづつあけるようにします。パッキン面とせりあわないようにするためです。
下側3mmは、溜まった水滴が入り込まないように多めにあけます。
用意するもの
- メジャー
ガラスの洗浄
油分がついているとうまくはれません。洗浄後は水で洗剤分を除去して下さい。
部屋にダストが舞わないよう環境にして作業を進めてください、周囲を汚さないよう養生してください。
- ガラスの汚れを取り除きます。
洗剤を含ませたスポンジたわしなど、ガラスを傷つけないタワシが有効です。油分の付着が多い場合は、アルコールやシンナーの使用もやむをえません。洗浄後は、水をスプレーし、洗剤分を取り除き、キッチンペーパーなどで拭き取ります。
- よく、乾燥させます。ドライヤーで軽くあたためるのも効果的です。
用意するもの
- 養生用の布等
- 中性洗剤
- スポンジたわし
- スプレー
- キッチンペーパー
フィルムのカット
ロールは、絶対に縦置きにしないでください、エアートンネルが発生し、使用不能になります。
- ロールからフィルムを、写真のように下側から引き出します。上側から引き出すと、トンネルが発生します。
納入時にはラップを巻いています。
トンネルが出ても、同日中に貼ればOKです - 必要な大きさに線を引き、カットします。
直角定規と直定規を使用し、カッターで切るのが通常ですが、フィルムは滑りやすいため、作業中にずれない工夫が肝要です。
ハサミで切ることをお勧めします。
鉛筆又は油性マジックで、線を引きます。
ハサミの動き:先端少し手前で止め、移動させて切ります。(パチンと音がするまで動かすと、きれいに切れません) - 貼る前に、クレセント部に挿入可能かどうかを試して見てください。入らない場合は、その分切り取ります。
- 残ったロールは、しっかりと増し締めして巻きつけ、幅広粘着テープで、長めに固定してください。納入時と同様にラップを巻いて保管してください。
粘着テープや、認識ラベルを貼る場合は、離形紙側に貼ります、フィルム側に貼ると、ハードコートが剥がれる場合があります。
用意するもの
- ロール
- 重し
- 直定規
- 直角定規
- ラップ
- 油性マジック
- カッター又はハサミ
- 粘着テープ
寸法確認と仮止め
離形紙をはがさずに、ガラスに当て、寸法確認を行い粘着テープ(ガムテープは強すぎて、サッシを汚します)で、仮止めします
離形紙を少しだけ剥がす
位置に合わせて、離形紙を5~10cmぐらい剥がします。
注意:貼り付け途中で、フィルムを剥がす動作にならないようにご注意ください。
フィルムの貼り付け開始
離形紙の剥がし
フィルムの裏側に手を伸ばし、離形紙を剥がしながら、フィルムを貼りこんでいきます
全体の位置がづれないように、常に気をつけてください。
フィルムの貼り込み
タオルなどの柔らかいものを宛てて、まんべんなく、シートをなじませるようにして貼りこんでいきます。
1度貼りついた部分を剥がすと、その部分だけ白濁することがあります。
貼りなおすと、シートの接着力が低下します。
圧着
満遍なく、圧着します。通常ははタオルで圧着しただけで、充分です。
ガラスを割らないようにご注意ください。
クレセント部は、念入りに仕上げます。
スキージーが隙間に入り込まない場合は、薄いものをご利用ください。
更に圧着したい場合:スキージーにペーパータオルを巻き、圧着します。
ハードコートが施してありますが、念のため、ペーパーをあてがいます。